2009年1月29日木曜日

~リストラ~

製造業を中心にかなりの数の非正規労働者がクビを切られています。
それも契約期間の途中で、また年の瀬を目前に突然、解雇されることは気の毒であるとは思うのですが、それでも最近のメディアの一方的な経営者側批判には少し疑問です。

テレビのニュースを見ていると、明らかに20代に見える若者が派遣切り抗議デモをしたり、人生が終わるかのような言い方で‘死活問題‘であると、インタビューに答えていたのですが、デモに参加する時間があるのだったら就職活動をすれば?と思ってしまう。まあ、いろいろ事情があるとは思いますが、私だったらと考えてしまうんですよね。
私がもし今の仕事で食えなくなったとしても、腕力には自信があるので力仕事でも、いろんな人に出会えるので飛び込みのセールスでも、いろんな所に行けるドライバーでも、1日中座ってするデスクワークでも何をしてでも家族を食わす覚悟はあります。

確かに製造業への派遣解禁など政府の政策がまずかったかも知れませんが、
派遣先と派遣元の契約で雇用調整するかしないかは、私的自治であり原則として純粋な経営判断です。日本の会社はニューヨークの金融機関のように、びっくりするような役員給与を支払っているわけでもなく、激しい国際競争にさらされている企業が、このまま極悪非道な報道をされ続けるのもどうかと思うのですが。このような実状が続くのなら、これからもっと生産拠点を海外シフトして行くんじゃないかとさえ思ってしまいます。

政府や企業を批判するのも大事かもしれませんが、失業者は就職活動に全力をあげていただき、企業は法律に従いきちんと雇用保険を納めていただき、 政府は失業者の最低限の生活防衛と再就職のために力を注いでほしいものです。

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